iPhone5でドコモのLTEが使えないのはappleとドコモのどちらの仕業？
iPhone5のドコモSIM動作についていろいろと情報が錯綜していますが、私なりの見解を書いておきたいと思います。
appleとドコモの間にいろいろとやりとりがあり、確執があるのは何となく理解できます。
しかし、SIMフリー版でドコモのLTEが使えないという事象はほぼ確定のようなので、これがapple側の意図でなされたものなのか、ドコモ側の意図でなされたものなのかがとても重要です。
まず、apple側の意図でなされたものであった場合。
これは、エンドユーザが端末を選んで、通信会社は自由に選べるべきだとするSIMフリーの原則をapple自らが歪めてしまったと言えると思います。
結局はappleにお金が入らないことにたいする報復措置を取っているということで、企業間の争いをエンドユーザにまで波及させてしまったことに他なりません。
エンドユーザを第一と謳うのなら、SIMフリー端末についてはドコモLTEも使えるようにすべきだと思います。
次に、ドコモ側の意図でなされたものであった場合。
正直、企業間云々･･･はドコモ側には完全には当てはまらないかもしれません。
ドコモの課金サービス云々はあるとしても、契約までなくなってしまうMNPやら他社への逃げは歓迎することではないでしょうから。
ただし、iPhone5がどの程度のトラフィックを発生させるものなのかが分からないままでLTE（Xi）まで使えるようにするのは危険だという観点から3Gのみ許可しているということはあり得るかもしれません。
TwitterでSkyblueさんがこんなtweetを上げていました。
@skyblue_1985jp
やっぱりだ。SIMフリーiPhone5にSoftBankSIM入れたらLTE項目が復活しました。これで、Appleがキャリアを規制していることがわかりました。 悲しいです。。
SoftbankのSIMではLTEをオンにできるそうです。
ただし、これもSoftbankが許可しているからできるのか、appleがSoftbankだから表示されるようにiOSに細工をしたのかは分かりません。
この件についてはしばらくすれば真相が明らかになるでしょうが、もしapple側が原因だった場合は相当の企業イメージダウンがあると思いますし、SIMフリーユーザへの何らかの説明が必要になるでしょうね。
特に海外から日本に行って使いたいと考えた人にどういう説明をするのかが気になります。
逆にドコモだった場合は、nano-SIMの準備ができると同時に解禁にするのであれば説明がつきそうな気がします。
個人的にはappleであって欲しくないですが、何となくネット上の情報ではapple側の細工という意見が多いようです。
さてさて、どうなるか･･･。
